【評価&感想】『元ヤン』王道の不良・ヤンキー漫画!!

どうも、ゆぴてる/UPTELです!
今回紹介するマンガは「元ヤン」。
不良からはキッパリ足を洗い、教習所で真面目に働く主人公が、かつての仲間の死をきっかけに伝説のヤンキーとして復活する王道のヤンキー漫画。
23才でヤンキーに戻ってしまう主人公ですが、自分の心の声に従い行動する姿には熱いものを感じますねぇ〜。
当時のような金髪ヘアーに戻してもクビにならない、という教習所の寛大さには笑いました。w
真面目に仕事しながら、バリバリにヤンキーやってるというギャップ。w
※第6巻まで読んだ感想となっています。
元ヤン
- 作者:山本隆一郎
- 出版社:集英社
- 掲載誌:週刊ヤングジャンプ
- 発表号:2015年23号
あらすじ
かつて地元の街・ワカヤマの“紀伊”を席巻した伝説の不良集団・『紀伊浪(きいろ)』。
その一員として輝かしい時を過ごしていた矢沢正次は、5年後の現在、自動車教習所の教員として働く立派な“元ヤン”となり、平凡ながらも安定した日々を過ごしていた。
そんな正次の元に突如として届いたのは、袂を分かっていた元『紀伊浪』リーダー・八坂勝男が不慮の事故死を遂げたという報せ。
そして、地元・紀伊が隣国の“伊勢”に攻め込まれ、その軍門に降ろうとしているという噂だった。
葛藤の末に、愛する地元を守るべく再び不良として立ち上がることを決意した正次。
かつての不良仲間との邂逅、伊勢との抗争を経て正次は、勝男がキョートの“山城”にて『平成の五大老』となりヤクザとの抗争の果てに5年間刑務所に服役していたこと、さらには、その出所に端を発して日本列島に“不良戦国時代”が到来しているという事実を知る。
志半ばにして夭逝した勝男の想いを果たすため、正次は『紀伊浪』の再結成を掲げ、「不良界の天下統一」に向かって名乗りを上げる。
(出典:ウィキペディア)
ココが面白い!!
伝説の七人組「紀伊浪」
まさかの自動車教習所の教官が伝説の不良だった!という展開で始まる物語。
ただ、「紀伊浪」の謎の解散から五年、紀伊は絶望的状況に陥っていた。
どうしようもない現役ヤンキーたちの前に、彼れらの光として現れる伝説の元ヤン。
この最初のスタートが鬼かっこいい。w
そして、かつての仲間たちを探しながら進んでいくわけですが、他のメンバーとの再会は一つの魅力的なポイントですね!
(『元ヤン』第1巻より)
八坂勝男の死
「紀伊浪」復活の引き金でもある八坂勝男の死ですが、これが物語の重要なキーを握っていることは間違いなし。
あらすじにも書いてあったように、勝男は「紀伊浪」を解散した後の5年間を「平成の五大老」としてヤクザと戦い、刑務所で過ごしました。
そして、紀伊に戻ってくる途中で事故死。
一見、不運に思われるただの事故とも思えますが、この事故にはどうやら大きな秘密が隠されているみたい!
正次がこの事件の真相を知った時、この物語はどんな急展開を見せてくれるのか。
注目したい魅力ポイントの一つ。
(『元ヤン』第1巻より)
不良戦国時代
「平成の五大老」vs ヤクザの戦いが落ち着いたことがきっかけとなり、日本の裏では不良戦国時代に突入した模様。
つまりは、矢沢正次を筆頭に「紀伊浪」が全国制覇を目指すという形にもなっているんですね!
これはなかなかロマンのある展開!
ただ、「初っ端水戸を攻めるんかい!」とは思いました。w
実は水戸の頭を張ってるのは「平成の五大老」として、八坂勝男とともにヤクザと戦ったうちの1人。
一発目の強敵がいきなり伝説的存在だったので、個人的には「平成の五大老」というブランドが落ちちゃって少し残念。
(『元ヤン』第2巻より)
まとめ
物語の設定的に、「ヤンキーvsヤンキー」と「ヤンキーvsヤクザ」という状態を作り出しているのが個人的には好印象!
ただ、それ以外の過程や喧嘩シーンはよくある不良マンガという印象で、読んでるとどうしても飽きちゃいます。
個人的には、「紀伊浪」と「平成の五大老」にもっと伝説的な存在感を作って欲しかった。
意外とすぐに「紀伊浪」のメンバーと再会することになるので、最初の伝説感が軽く薄れていく…
ただ、八坂勝男の死がどこまで物語の展開をひっくり返すのか。
これによって、「元ヤン」の面白さが変わってくると思います!
全国のヤンキーを統一し、ヤクザとの抗争に向かっていくのかはわかりませんが、いい意味で予想を裏切られる展開が欲しいところです!
気になる方はぜひチェックしてみてください!



